ドラァグレースファンの皆様こんにちは。
今回はDragRace Holland (以下オランダ)の感想第4話です。
この第4話、宣伝解禁になってからTwitterなどSNSでの某クイーンの発言から「オランダ何やらかしたんだ?」と少し不穏なムードでしたが、実際の放送を観ると思った以上に難しくどう書けば良いか迷いました。
なので今回は『ブロガーという立場よりももっと個人的な主観・私情を挟んで書く』が最適解なのではと思いました。
というわけでいつにも増して主観ゴリゴリスタイルです。
今までと変わらずトップ・ボトムのネタバレがありますのでご注意ください。
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出演クイーン一覧
- Chelsea Boy(チェルシー・ボーイ)
- Envy Peru(エンヴィー・ペルー)
- Janey Jacke(ジャニー・ジャキィ)
- Madame Madness(マダム・マッドネス)
- Ma’Ma Queen(ママ・クイーン)
- Megan Schoonbrood(メーガン・スクーンブロード)
- Miss Abby OMG(ミス・アビー・オーマイゴッド)
- Patty Pam-Pam(パティ・パムパム)
- Roem(ルーム)
- Sederginne(セダ・ジーン)
ドラァグレースホーラント(オランダ)第4話感想ネタバレあり
今週のミニチャレンジはリーディングメガネ、メインチャレンジは2チームに分かれてのダンスバトルです。
ランウェイカテゴリーは『Shine bright ,like a diamond (ダイヤの様に明るく輝く)』
敢えてブライトさせないスタイルのイラスト
アビーVSセダ・ジーン
第4話の初っ端、前回の収録後からの続きですがアビーに対しセダ・ジーンがブチ切れます。
アビーイラスト
セダ・ジーンイラスト
理由は前回アビーがシャンテされ後ろへ下がる際手を差し伸べたクイーンに対し、まるで「シッシ!!」と邪険にするような態度を取ったこと。
これについてアビーとセダはピー音連発で互いを責め立てます。
しかし、ワークルームに移動する際は互いに冷静に話し合い仲直り。
オランダの凄いとこってどんだけブチ切れでもキッチリ切り替えるところ。
全員もの凄く優しくて良い意味で大人なんだけど、TVショー的にはつまらないわけで(所謂仲良しレース)唯一のトラブルメーカーがアビーしかいない(そのアビーすら毎週怒ってるわけではない)ってのもこの後書く事柄に掛かって来るんだろーなー。
セダ・ジーン失神する
メインチャレンジのダンスで苦戦していたセダ・ジーン。
何でもそつなくやるタイプに見えるけどメイクやダンスなど常に上へ上へと要求されることに相当ストレスを感じている様子。
特にランウェイに関しては本家アメリカよりも段違いの高水準なので僅かな粗やカテゴリー解釈の食い違いでボトムが当たり前の環境。
そして今週はストレスなのか脱水なのか失神してしまう場面も。
失神したセダに対しエンヴィー・ペルーはインタビュー時、セダ似のマネキンに針を刺しながら「ベルギーに帰れ(=^▽^)σ」と笑っていたけどペルーはセダが倒れて1番心配してそう。
もの凄い気ぃ遣いだし優しいもんね。
因みに今週のトップはエンヴィー・ペルーでした。
(ペルーも今週は後半から疲れてるのか少し老けて見えてどうしちゃったのかと思った)
物議を醸したランウェイ、そしてジャッジ
第4話情報解禁前後からTwitterで真っ先に苦言を呈したのはルーム。
ルームはYouTuberとして活躍しているがドラァグレースに常に敬意と称賛の気持ちを持ちながらも、良くないと思ったことにはハッキリと批判をする立ち位置のよう。
翻訳しても完全に意味を理解出来たわけではないので何ともですが、批判の対象はどうやら番組構成・審査に対してのようです。
エピソード4でのあの子は大丈夫かな…?
的なツイートもあったと思うんだけど、今見たら見つかりませんでした。
まずは全体のあらまし
そしてここからが本題。
多分これ炎上すんだろーなー。と感じた一連の流れを始めに説明すると
・「今夜帰るべき人は誰?」の質問で1人2名ずつ名前を挙げることになった
・ランウェイカテゴリー解釈の相違からまさかのママ・クイーンがボトムに
・結果非常に珍しい3人がボトムという結果に
・1話からの流れだけで考えるとアビー脱落が妥当だがマッドネスが脱落
大体この辺りかなぁと思いました。(特にママ・クイーンの部分)
ではここからはもうボトムも脱落者も書いてしまったので本当に個人的な私の思いを書いていきます。
ママ・クイーン
先週勝った分いつにも増してニコニコだったハズなのに…
まずママ・クイーンがボトムはあり得ないと思います。
これは大体の方に賛同して頂けるかと思いますが、ボトムはあり得ないとして
「じゃあママ・クイーンの衣装はカテゴリーと合致していたか?」
と言われると微妙なラインだと思います。
しかしカテゴリーがただの『ダイヤモンド』だったとしたらかなり微妙ですが、今回は『ダイヤのように明るく輝く』なのでコレはコレでアリ!と言う人が沢山いてママ・クイーン本人もそう思うのは当然だと思います。
けど前述の通りオランダはランウェイがハイレベル過ぎるので1ミリのミスや審査員との解釈違いも命取りなのは仕方がないと思います。(あと番組の好みなのか、お国柄なのかカテゴリーテーマにドンピシャであまり奇をてらわないスタイルが良いのかな…)
しかしながら衣装自体は本当に毎回素晴らしいです。
ですが審査員の
「身長が〜靴が〜」
は「ハァ?」ですが、他のクイーンと比べるとメイクはもうちょっと細かくても良いかも。
本当に重箱の隅を突くような審査になってますが、如何にオランダ版ランウェイのレベルが高いのかが良く分かる審査だったなと思いました。
ただボトムではないよ!絶対!
リップシンクラストのママ・クイーンの長身を活かしたスプリットはいかにも審査員に中指突き立てている感じがしてカッコ良かったです。
ただボトムではないよ!絶対!
番組的に盛り上げようとボトムを3人にしたかったのでしょうが、オランダ版はそこまでやらなくても視聴率良さそうなのになぁ…。
だってランウェイだけで1時間話せるよ、私。(チャレンジは微妙)
アビー・OMG
もうオーマイガー言ってる場合ではない
アビーは今週もいつもと変わらないシルエットでランウェイを歩きました。
勿論フレッドにも指摘されます。またダイヤの表現もイマイチです。
何回も言いますが他のクイーンのレベルが高すぎるので勿論アビーにもそれは要求されます。
けれどアビーは改善出来ません。
リップシンクではアクロバティックな動きが出来ますが、成績的にはなるべくしてボトムになっているし流石に今回は脱落かなぁ〜?と思いました。
しかし今回もギリギリ脱落を回避出来ました。
最初はアビーの方が脱落なんじゃないか?と思いましたがよくよく考えた時アビーってなんてクイーンぽいんだろうと思いました。
いつも勝気で情熱があって批判なんかクソくらえ!!
ちょっとワガママで子供っぽくて意地っ張りだけどアビーという自分に絶対的な自信があり、それが本人の台詞・態度からひしひしと伝わります。
みんなに帰るべきはアビーと言われ涙するも
これが私!これがアビー!
と若干的外れながらも自分は自分だ!とフレッドに言ってのける姿はまさにドラァグクイーンです。
私もそうに思いたいし思うよう努力してるけど、ここまで確固たる信念の元「私は私だ!これが私だ!」と言い切るにはそうとうな勇気がいります。
この時のアビーは本当にカッコいいと思いました。
多分ここが後述するマッドネスとの分かれ道だったのだと思います。
番組的にもトラブルメーカー役は今のところアビーしかいませんしね。(アメリカのもそうだけど個人的にこういう配慮は特になくても良い)
けどアビーにとって来週が本当のラストチャンスなのでもう同じネックレスはやめて頂きたいです。
そうじゃないと来週はブログでアビークイズしないといけなくなる…。
マダム・マッドネス
負のスパイラルに入っちゃった感があるマッドネス
成績的にはアビーと同じマッドネス。
しかしマッドネスは個性派メイククイーンの中ではトップクラスと言えるほど細かく繊細で独創的なメイクをします。
個性的なおヒゲを利用したメイクも素敵です。
審査員には刺さらないものの衣装のシルエットも毎回パターンが違い新鮮味があります。
最初はマッドネスに残って欲しかったのですが…。
前述アビーと違うのは落ち込んでから負のスパイラルを抜け出せなかったところ。
例え泣いたり悩んだり過去の辛い思い出を思い出そうと、女女しいとか情けないなんてこれっぽっちも思わないけど、どこか失敗を引きずっているというか自信無さげというか。
2話以降からずっとそういうものをマッドネスから感じていました。
そしてホント個人的意見ですが、今回1番ダメだったのはヒゲを剃ったこと。
翻訳だとマッドネスの真意は分かりませんが
今回はヒゲを剃る!どうなるか分からないけどヒゲがなくてもマッドネス(狂気)はあると見せ付ける!
が文面通りの意味ならランウェイでのヒゲ無しメイクは目元がいつも通り完璧なだけに技術不足に感じます。
また、もし審査員に上手く刺さらないから(不本意ながら大事な)ヒゲを剃るという意味ならこれこそ絶対にやって欲しくなかったです。
イラストが間に合わなかったけど、マッドネスの1話のクイーンオブハートの姿を見た時
「これが本物のハートの女王なんだな」
と思いました。
10月17日やっと描けたクイーン・オブ・ハート
おっきな盛り髪・白塗りの顔・威厳のある顎ひげ・恰幅の良いシルエット・逆らったらすぐ首を刎ねるかのような残虐な目付き・けれど誰も勝てないくらい美しい…まさにマッドネスの冠に相応しい姿でした。
多分後にも先にもマッドネスを超えるクイーンオブハートはこの世に出てこないと思います。
それだけインパクトがあったために
「審査員如きにマッドネスが屈するな!なんなら額に『◯す』って描いて出たって構やしないよっ!意地でもおヒゲ剃るな!フレッドなんかに負けるな!」
と思ってしまったのは事実です。
今週のフレッド、水木しげるVer.
けどそれはこちらが勝手に思うだけであり、本人が本当はどう思ったのか・どう感じたのかは分かりません。
しかしながらシーズン12 のニッキーと同じく意地悪質問に対し自分を指名したのでここがアビーとの決定的な違いだったのかなと思います。

おわりに
正直今回は演出をやり過ぎて失敗した印象が強いです。
観終わったあとグッタリした気分になってしまいました。
次週は邪推なく楽しめるエピソードを期待しています。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
結局邪推しまくった第5話はこちらから。
