ドラァグレースファンの皆さんこんにちは。
2020年最後を締めくくるワールドオブワンダー配信のドラァグレースホーラント(オランダ)最終エピソード感想記事後編です。
優勝者のネタバレを含むのでご注意願います。
もうこのうさぎイラストともさよならか…
エピソード8前編感想
エピソード8感想記事については下記リンクから

前回はファイナル進出クイーン以外の6人のカムバック。そしてラストランウェイ。
ファイナル4人による最後のチャレンジル・ポールスペシャルリップシンクメドレーについて書きました。
またアビークイズもあるのでまだの方はやってみましょう。
次項ではアビー・ママクイーン・ジャニィ・エンヴィーペルーのラストランウェイ、そして思いのたけをぶつけます。
WINNERが決まる!これが私のウルティマドラァグ!
ラストランウェイカテゴリーは通常通りエレガンザ・エクストラバガンザかと予想しましたがオランダではウルティマ(究極の)ドラァグと字面からしてカッコ良すぎる名前で攻めてきました。
フレッドの巻き舌がここにきてキレッキレに活かされています。
そしてランウェイ後更に2名に絞り両者のリップシンク対決でオランダシーズンウィナーが決定します。
ミス・アビー・OMG
シーズン中1番成長したアビー
フレッドに発破をかけられエピソード5以降徐々に本領を発揮し観ているこちらまで良い意味でランウェイを楽しみに待たせてくれたアビー。
ラストランウェイは視聴者やフレッドを含む審査員の想像の遥か上を行くゴシック調の素晴らしい衣装でした。
シーズン前半ワンレングス&露出高め一辺倒あり、また人柄も勝気で明るい印象でしたがそのイメージを忘れさせてしまうかの様なシックで厳かな出立ちはまさにエレガンザ・エクストラバガンザ・ウルティマドラァグです。
最後の最後にこれを持ってきたか〜〜!!と思うとアビーの成長・戦略もすごいし
「私は私。アビーはアビーなの!」
と言っていた頃からを色々思い出してここでもまた涙腺崩壊です。

子供の成長を見ているかのようだわ。
ついでに
「ダンスもリップシンクも大好き!だからこのチャレンジで頑張って絶対ファイナリストになる!」
と言っていたことも何故か思い出して

よっよがっだねぇ〜〜(泣)
と涙腺のダムは完全に決壊し涙を止められません。
しかしラスト2名までの道のりは厳しく惜しくもここで脱落します。
ママ・クイーン
TIKTOK のママとメーガンコンビがニコニコキャピキャピで癒される
ジェンダーとしての男女という括りを持たないノンバイナリーとして参加したママ・クイーン。
ドラァグとして表現するものも男女の垣根を超えているため、あくまで課題としてランウェイカテゴリーをみた時にジャッジメントの難しいエピソードもありましたが、いつだって自分の表現したいものをドラァグに体現させていました。
ウルティマドラァグでは壮麗たる青を基調にした羽根をあしらい角を生やしたママ・クイーンらしい神々しい姿でランウェイに登場します。
けれども審査でフレッドの前で立ち止まればママ・クイーンがもう泣きそうになっています。
真っ直ぐフレッドを見つめるママの瞳は少し緊張気味で、それでもいつだって誰に対しても優しい眼差しを向けていました。
シーズン中自身の悩みや父親への感謝で涙する場面もありましたが、もうっなんと言えば良いか。
ママ・クイーンからは本当に優しさが溢れています。
もう1度言います。
ママ・クイーンからは本当に優しさが溢れています。
ランウェイでは神々しく・人には優しく・演技では下品やコミカルもお手のもの。
まさに多面的なドラァグをたくさん披露し毎回皆の心を突き動かしましたが、惜しくもここで敗れてしまいます。

ママ・クイーンは本当に優しくてお茶目なんだよ。
ジャニィ・ジャキィ
個人的になんとなくだけど初見から優勝候補だったジャニィ・ジャキィ
ストイックでプロ意識も高い分アホな揉め事を起こすアビーにド正論を言ったりインタビュー時の発言もオランダシーズンの中ではちょっとだけキツめな印象のジャニィ。

オブラートに包んだトリニティ
という言葉がエピソード1から頭に浮かびました。
自分にも他人にもストイックなトリニティ大好き
トリニティの凄さが分かるこちらの記事もどうぞ

辛い過去にも自分の力で折り合いを付けドラァグレースでも努力と才能と実力で安定した成績を残してきました。
ジャニィのすごい所はランウェイカテゴリーに対して天性なのか実力なのか毎回ものすごい良い球を投げるところです。審査員が求めていることに対しての返しが絶妙で、かつジャニィ・ジャキィとしての個性も全く失っていないところが知性を感じて大好きです。
あとメイクがえげつない。
メイクオーバー回でいくら母親とはいえあそこまでそっくりメイクが出来ることに度肝を抜かれたことを思い出しました。

私もあのメイクをしたらジャニィになれるのか⁈ならやる!
そんな毎回えぇとこ付いてくるジャニィのウルティマドラァグはワインレッドのボディースーツに同じく一対のワインレッドの羽を着けたジャニィらしいセクシーでエレガントな衣装。
まさに赤の天使です。
個人的に大好きです。
そして遂にジャニィとエンヴィー・ペルー2名のリップシンク対決が始まります。
エンヴィー・ペルー
ジャニィ以上に好成績のエンヴィー・ペルー
シーズン中ジャニィ以上の好成績を残し、またメイクの技術がピカイチのエンヴィー・ペルー。
こちらもジャニィと同じく審査員の心をくすぐるハイレベルな王道タイプですが、ペルーは幾つもの変化球も投げるタイプです。
順当と言えばそれまでですがジャニィとペルーはオランダシーズン最大のライバル同士です。

ペルーはインタビュー時のキラキラハープサウンドが何故か印象的。

番組編集も巻き込んじゃう程のカリスマ性があるのよ、ペルーには。
そんなカリスマペルーが選んだウルティマドラァグは全身を黒で包みキセルを咥えた高級マダムな衣装です。
これぞラストランウェイといったゴージャスなエレガンザ・エクストラバガンザな御姿。
最後のリップシンク対決前にジャニィと2人言葉を交わし遂にウィナーが決定します。
リップシンク対決の行方は
ファイナルリップシンク曲はレディー・ガガの『Born This Way』でドラァグレース仕様の歌詞も付いてました。(この部分だけわざわざ録ってもらったのかな?)
両クイーン共に衣装もリップシンクも全てが接戦です。
そしてメインホストのフレッドが挙げた勝者の名前は…
おめでとう
エンヴィー・ペルー
おめでとう!!
若干順当過ぎる流れな気もしますが、どのエピソードでも実力をフルに発揮したエンヴィー・ペルーがオランダシーズンの初代ウィナーとなりました。
密かにジャニィ推しだったけどこれには納得。
アビー・クイズの答え
前回記事で出したアビー・クイズの答え。
(見てない人は見てきて!)

ですが…正解は…。
どーん!
①のメイクオーバーチャレンジのアビーでした。
おわりに
ドラァグレースはアメリカ・カナダと観て3カ国目がこのオランダだったのですが、オランダは特にランウェイ衣装とその魅せ方が素晴らしかったです。
ありがとう!10人のクイーンたち!
少し衣装にお金掛け過ぎ感も否めなかったですが、アイデアや歩き方など上記2カ国とはまた違う面白さがあったので、是非10人のクイーンたちのSNSや動画など見て欲しいです。
そしてNetflixに入ることを切実に願っています。
長文となりましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
読んでもらえることがとても励みになります。
2021年も宜しくお願い申し上げます。
ドラァグレース新年1発目のシーズンはこちらから。